雪と夢

ジャニヲタ日記

“Snow Man”を推せる6つの理由

2017年12月の自分の気持ちを発掘。

 

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Snow Manが好きだと言うと

「パフォーマンスはすごいと思うけど華がないよね」と返ってくることが多い。

 ジャニーズグループにはグループの「顔」となるような、謂わゆるセンターポジションの人がいるものだ。

そしてそういう人には華がある。

確かにそういった立ち位置の人がSnow Manにはいないかもしれない。

しかし天性の華はなくともひとたび舞台に上がれば艶やかな花を咲かせることができる。

それが Snow Man なのだ。

 

そんなジャニーズJr.の6人グループ“Snow Man

彼らを推せる6つの理由を考えてみた。

 

①パフォーマンス力

これはジュニア担のみならずデビュー担でもわかるわかると頷いてくれる人も多いはず。

メンバー6人中全員がバク転、4人がバク宙可。その他様々なアクロバット技をそれぞれ繰り出す身体能力の高さ。一人一人で見ると個性的なのに、全体として見るとピタっとハマる(メンバーの岩本照の、メンバーの踊りの癖を理解しまくった上で付けられる振りのおかげが大きいと思っている)華麗なダンス。それらは思わず息をするのを忘れてしまうほど強く美しく圧倒的。

そして舞台上で不測の事態が起ころうとも抜群の対応力でShow mast go on。

その実力は諸先輩方からもお墨付。以前とある雑誌では「先輩からの指名率No.1を誇る職人ジャニーズJr.」なんて紹介文を付けられたこともある。指名率の高さゆえ多忙を極める彼らに、コンサートバックの依頼をしたKis-My-Ft2北山くんからは「予約の取れない焼肉屋さん」と言われたことも。

 

②MC力
色んなグループのコンサートに入って思うのはMCでメンバーの誰か1人を笑い者にすることで笑いを誘ったりファンへのイジリで笑いを取ろうとする人が多いこと。

自分達が楽しいと思うことを押し付けるだけのトークになってしまいファンを置き去りにしてしまう人もいる。

ファンへの毒舌というとkinki kids堂本光一くんが有名だが、それは光一くんのようなトークスキルと経験があって初めて成立つのであって、一介のジュニアにはなかなかハードルが高い。

そしてSnow ManのMCはというと、ラブ&ピーススタイル。
誰かが他のメンバーにツッコミを入れたとしても、すかさず違うメンバーがフォローを入れて大円団。
常にほんわかしたムードがそこには流れていて、ファンが欲しがるような裏話を散りばめ、メンバーへ均等に話を振っていき、そしてその中で確実に笑いを作っていく。

それはきっと彼らが「自分達はアイドルという立場であること、そしてお客様にショーを披露している」という自覚をMC中であってもしっかり持って舞台に立っているからなのでは、と思っている。

 

③コンサート力

先輩からの指名が殺到する彼らは、「=デビュー組のバックとして優秀なジュニア」のイメージが強い。

しかし2列目として優秀なだけじゃない。彼らのコンサートはとても完成度が高く、1列目でこそより強く光り輝く。

これは①と②で挙げたパフォーマンス力とMC力があってこそなのはもちろん、更に分析力や構成力も必須となってくる。

ファンが見たい物と自分達が見せたい物、カッコいいと可愛いと面白い、魅せる場面と盛り上がる場面。バランスが実に絶妙だ。

たくさんの先輩のコンサートでバックを務め、コンサート作りを近くで見てきた経験が生きているのだろう。各々の個性を活かしつつグループの個性を押し出すこと。客席からの見え方を考えてステージを使うこと。ファンの期待を良い意味で裏切ること。そうやって考え作り込まれたコンサートに入る度、もっと大きな会場でも単独公演を見てみたい、そう思わせられる。

しかも彼らはとかく忙しい。ある年のスケジュールは舞台地方公演→1週間後に舞台東京公演→数日後に違う舞台東京公演→数日後に自分達の単独コンサートだったこともある。

そんな多忙の最中、舞台の幕間にセトリを話し合い、先輩の舞台のリハの合間を縫ってリハを重ね最高のShowを作り上げる。

構成に関してはSnow Man唯一の天才、阿部亮平が担当しているらしい。あの真面目で勉強家な阿部ちゃんのことだから先輩のコンサートを見て猛研究してるに違いない。いや、きっとそうだ。

 

④グループ力

とっても仲が良いグループ。

最初からみんながみんな仲が良かったわけではない。例えば佐久間大介宮舘涼太は舞台上で目すら合わさないことから「殺伐」と呼ばれていた。

2人の雪解けが公になったのは2015年のクリエSnow Man公演だったかな?「佐久間と宮舘が2人でもんじゃ!?」とSnow Manファンがざわついた。

きっとわたし達ファンには知りえないような紆余曲折が他のメンバー含め色々あるんだろうけど、6人でスーツを着て某夢の国で遊んでいるところを目撃されたり、オフの日に6人で公園で遊びましたーと写真をテレビで公開したり。昔より6人みんなで遊ぶことは少なくなったって本人達は言うけれど、良い距離感と良い関係性なんだろうなってことはステージ上の彼らを、パフォーマンスを見ていれば伝わってくるもんだ。

そんなSnow Man、結成は2012年。

しかし前身のグループであるMis Snow Manでは2009年から一緒に活動しているし、さらにその前から同じグループで活動していたり、形を変えながらも長年苦楽を共にしてきたのだ。

ジャニーズJr.のグループはとても儚いもので、メンバーが突然入れ替わったり増減したりグループ自体が自然消滅してしまうことはさほど珍しくないし、それをキッカケにどんどん出番が減っていきジャニーズを去る子も少なくない。

Mis Snow Man解散後、Snow Manが結成されるまでの期間は約5ヶ月。たかが5ヶ月されど5ヶ月。6人もその頃の不安や葛藤を後にインタビューで語っている。

人生の半分近くを共に切磋琢磨し、宙ぶらりんで不安な5ヶ月を共に乗り越えてきた仲間。

その絆はきっと計り知れないほど強い。 

最近の雑誌インタビューでメンバー最年長の深澤辰哉はこう語っている。

Snow Manが解体になるようなことがあれば、オレはジャニーズをやめるかもしれない。メンバーの増員も減員もオレ的にはありえなくて『この6人じゃないと意味がない』と思ってる」と。泣ける。

いつも控えめで一歩後ろに退いてしまう、誰かを蹴落とすくらいなら僕譲りますよ!的な性格が多いSnow Man。お世話になりまくりの滝沢秀明くんから「Snow ManがJr.のトップになる!と言ったのを聞いて胸が痛かった。そんなところを目指すな。デビューして本物になれ。」と言われたSnow Man

だけどここ1.2年で彼らの意識が変わってきたように思う。

感謝の気持ちと謙虚な気持ちを忘れず、強い絆を胸にグループ一丸となって上を目指してデビューを目指してギラギラ出来たらSnow Manて最強なんじゃない?(親バカ) 

Snow Manのためだったら何でもやってやりますよ」

そんなことを舞台の口上で宣言しちゃう最年長がいるグループ。それがSnow Man

 

⑤後輩力

Snow Manは先輩に信頼され、そして愛されている。

ジャニーズであれば誰しも「尊敬する先輩」や「仲良くしていただいてる先輩」がいる。

Snow Manのメンバーも様々な先輩に可愛がってもらっていて、その関係性は先輩後輩ではなく親友のようだったり、ただの強火担としか思えないような重い愛を抱えていたり、オフにはまるでデートのような1日を過ごす間柄だったり。

その中でも特筆すべきは何と言ってもタッキー&翼滝沢秀明様。メンバーの中でも特に仲良しなのは深澤だが、滝沢くんはSnow ManにとってもSnow Manファンにとっても足を向けて眠れないぐらいの存在。

だってSnow Manの生みの親は滝沢くんなのだから。

滝沢くんは前グループが解体されいわゆる無所状態だった6人を、自身が座長を務める舞台に起用し舞台上で「Snow Man」というグループ名を発表した。

滝沢くんがいなかったら、今頃Snow Manは存在していないかもしれない。

だけどグループ結成に際して滝沢くんが彼らにかけた言葉は「お前らがこの名前を守った」だったらしい。しびれる。

滝沢くん曰くSnow Manは元々、手がかかる子。何度言っても伝わらない、出来ない。前に出てこようとしない。

あまりのダメさに頭を抱えたこともあるという滝沢くん。ダメな子ほど可愛かったのか根気よくSnow Manを見守り続け、Snow Manも持ち前の真面目さとストイックさでガムシャラに喰らいつく。

その結果今や滝沢くんの舞台には欠かせない存在となった。他の色んな先輩からも信頼され予約の取れない焼肉屋さん的存在となった。後輩から一目置かれ現場で頼りにされる存在となった。

そして滝沢くんの指導は舞台上のことだけにとどまらない。上に書いた殺伐シンメが雪解けしたのは滝沢くんから宮舘へのアドバイスがキッカケ。またジャニー社長の誕生日会を盛大に開催した際には、幹事だった滝沢くんがパーティーのスタッフをSnow Manに任せた。さながら本物の店員さんばりに働いていた彼らは結果として普段話す機会が滅多にないような大先輩方に顔と名前を覚えて貰った。

大切なことは全部滝沢先生が教えたんじゃない?と、言いたくなるほど。

滝沢くんから見たらまだまだかもしれない。だけどそれはきっと「Snow Manの実力はこんなもんじゃないだろう、お前らならもっともっとできるだろう」という期待があるからこそ。滝沢くんの言葉の端々に、舞台でSnow Manに割り振られた仕事に、そんな愛を感じてしまう。

こんな偉大な先輩の大きい背中を特等席で見続けて色んなことを学んできたことこそが、彼らの1番の生きる財産で強みなのかもしれない。

彼らにはいつかデビューをして、自分達が先輩に教えてもらったたくさんのことを後輩に与える立場になって欲しいなぁと切に願っている。

 

⑥シンメ力

シンメとはシンメトリーの略。

ダンスをする時に立ち位置がシンメトリーな2人のこと。簡単に言えばダンス時の相方。

相思相愛なシンメもいれば背中合わせのシンメもいて、ジャニヲタにとってシンメは萌えの宝庫。

Snow Manは岩本照×深澤辰哉(通称いわふか) 、阿部亮平×佐久間大介(あべさく) 、宮舘涼太×渡辺翔太(だてなべ) の3シンメが存在する。

いわふかシンメとあべさくシンメは相思相愛タイプ。相思相愛タイプの中でもいわふかはカップル系、あべさくは親友系って感じなのかな。どちらにせよ、もう何年も仕事仲間として日々顔を合わせている人と、それも20も半ばの男性同士がこれだけ仲が良いってすごくない?そんな見ていてほっこりする微笑ましいシンメが2組もいるのだ。

そして、この中で最も高い人気を誇るのが「だてなべ」

それは彼らが公私ともに仲良しな相思相愛シンメでもなく、お互いを一番のライバルとしながらも信頼しあう背中合わせシンメでもない。ジャニヲタ垂涎な運命シンメだから。

2人の出会いはゆり組。

幼稚園の同級生なのだ。幼稚園時代のスイミングスクールも偶然同じだったし、小学生時代に通っていたダンススクールも偶然同じ。小学校低学年時に渡辺翔太が引越し転校したため小中は異なる学校を卒業しており、交流も特になかったんだとか。

そんな2人が再び偶然出会ったのが中学1年生の10月。宮舘涼太が受けたジャニーズのオーディション会場に、1つ前のオーディションで通過した渡辺翔太がいたことに始まる。

そして中学2年生の夏にJr.BOYSで同じグループになり、その後も同じグループを経てSnow Manに辿り着く。上でも言ったようにジャニーズJr.のグループは変動が激しいしシンメだって都度変わってしまう人もいるのに、だ。

これら全てが示し合わせたわけじゃなく、本当に偶然が重なっただけ。これもはや運命じゃない?みたいなリアル少女漫画顔負けの幼馴染がこのシンメの尊い要素その1。

じゃぁその2は何なのかと言うと、その関係性。

「一緒にいすぎて今さら何しゃべる?って距離を置く時期もあった」って渡辺が言う通り、現在の2人に親友!って感じはさほどない。でも決して仲が悪いわけじゃない。気づけばいつも当たり前に隣にいて長い時間を…それこそ家族より長い時間を共有してきた人なのだ。

だから「涼太は言わなくてもわかってくれる」「翔太のこと1番わかってるのはオレ」「お互いの全てを知ってる関係」って発言やエピソードがポロリポロリとこぼれてくる。MC中の何気ない会話でも、2人だけ同じ思い出が頭に浮かんでるんだなーとわかる瞬間がある。この熟年夫婦感がより尊さを増しているのだ。

その需要の高さは、舞台上で渡辺が宮舘を「涼太」と呼んだだけで客席から「キャー」って悲鳴があがるほど。もちろん本人達もそれを把握しているが、渡辺は需要に対して供給を絞るタイプの人なので悲鳴が上がった時でも「ほら。みんなそうなるじゃん。だからオレ涼太って呼ばない」とか言っちゃう。(これいつの公演だったかなぁ) 確かに舞台上だと渡辺は基本「ダテさん」呼びをすることが多い。でもそれはきっと意識してあえて呼んでいるだけで、普段は「涼太」呼びしてるであろう渡辺は他に気を取られていたりするとうっかり「涼太」と呼んでしまう。この隠そうにも隠しきれずに漏れちゃう感じがまたヲタク心をくすぐるのかもしれない。

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なんて記事を書いて保存したのが1年以上前。

書き終えて満足して放置して、公開するよりも前にSnow Manが6人ではなくなってしまうなんて予想だにしなかったこと。

6+3=0じゃない!?っていう消化出来ない思いを抱えたまま南座初日前日を迎えてしまった。